追加検証:実装・メーカー資料との整合性

このページは提供された dobot_ctrl(3).py と dobot_tcp(2).py、およびメーカーの日本語マニュアルを根拠にする。実機試験は未実施。メーカーのDobotStudio Pro操作とPython APIは別のインターフェースである。

前回のシグネチャ差異6件の再判定

対象

DobotCtrl行

DobotTcp行

判定

coord_type

168

935

プロパティのsetterであり、通常メソッドとして比較した前回の判定が不適切

get_digital_input

496

1751

引数名のみ相違。位置引数で委譲

get_version

39

1851

バックエンド側だけ省略可能。ラッパー側は必須

set_extaccel

372

1109

引数名のみ相違。位置引数で委譲

set_extdecel

382

1115

引数名のみ相違。位置引数で委譲

wait_for_complete

90

653

ラッパーは引数なし。バックエンドのtimeout/intervalはSync()に適用されない

運転・安全の重要な境界

  • halt() と stop() はバックエンドで NotImplementedError を発生させる未対応機能であり、非常停止手段ではない(dobot_tcp(2).py 493–509行)。

  • wait_for_complete() は Sync() を呼ぶ。timeout と interval は現実装では利用されず、DobotCtrl からは指定できない(同653–678行)。タイムアウト付き待機であると記載してはならない。

  • メーカーのDobotStudio Proユーザーマニュアル(2023-06-25、対応ソフトウェア2.7.1)9–10ページは、LAN1の既定IP 192.168.1.6、LAN2 192.168.2.6 と説明する。これらは固定値ではなく設定変更可能。

  • 同マニュアル16–17ページは、運転にはEnable状態が必要で、ペイロード設定の誤りが衝突検出に影響すると説明する。

  • MG400メンテナンスマニュアルV1.2(2026-04-23)本文2–4ページは、保護機能の試験、設備全体のリスクアセスメント、安全機器を通常I/Oに接続しないことを要求する。

  • 同マニュアル本文6–8ページには日常・定期点検項目がある。PythonライブラリのAPIがそれらの点検を代替するものではない。

注意:メーカー資料のページ番号は表紙・前付けを除く本文ページ番号。ソース行番号は今回提供されたファイルに対するもの。