MG400 導入・運用上の確認事項

本ページは MG400 ハードウェアと dobot 制御プログラムの接点を説明する。DobotStudio Pro の操作マニュアルを Python API の仕様書として扱わない。メーカーの安全手順が優先する。

ネットワーク

DobotStudio Pro ユーザーマニュアルの有線接続説明では LAN1 の既定IPを 192.168.1.6、LAN2 を 192.168.2.6 とする。DobotCtrl(dobot_ip="192.168.1.6") は LAN1 既定値に対応するが、現場でIPが変更されていれば実際の設定に合わせる。

プロジェクトのREADMEと実装では MG400 への通信に Dashboard 29999、Motion 30003、Feedback 30004 を用いる。30004 のフィードバック受信は制御コマンドとは別経路であり、状態の取得遅延や接続断を考慮する。

安全と有効化

メーカーのメンテナンスマニュアル V1.2(2026-04-23)は、設置後のリスクアセスメント、保護機能の試験、作業空間の確保を要求する。安全装置を通常のI/O端子に接続してはならない。 ソフトウェアの halt() や stop() は現在未実装であり、安全回路の代替にならない。

DobotStudio Pro の説明ではロボットは Enable 状態で動作する。ペイロードやツール設定が誤っていると衝突検知に影響する。Python 側の turn_on_motor() は EnableRobot() に対応するが、安全確認やペイロード設定を自動実行するものではない。

作業の進め方

  1. メーカーの手順で設置・配線・安全機能を確認する。

  2. MG400 のIPと通信可能性を確認する。

  3. まず get_current_position() / get_current_angle() 等の読取専用操作で接続を検証する。

  4. 座標系、ツール、ペイロード、可動範囲をメーカーのソフトウェアで確認する。

  5. 動作試験は適切な保護措置と監督の下で実施する。

保守、ベルト交換、キャリブレーションは本Pythonライブラリの操作手順ではなくメーカーのメンテナンスマニュアルを参照する。

参照資料: DobotStudio Pro ユーザーマニュアル (MG400 & M1 Pro) の「ロボットの接続」「設定」「イネーブル状態」、DOBOT MG400 メンテナンスマニュアル V1.2 の「安全上の注意」「点検項目」。このプロジェクトが対応する機種は MG400のみ。